提督「加賀が私と話してくれなくなった」加賀「……」

1: ◆IrisIN2EOg 2015/09/28(月) 00:06:42.14 ID:Fj4u0Hb5o
――――――――――

執務室

提督「……」ソワソワ

赤城「提督、手が止まっていますよ」クスッ

提督「おっと……指摘してくれてありがとう、赤城」カキカキ

赤城「ふふっ、翔鶴さんの事が楽しみですか?」
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2: ◆IrisIN2EOg 2015/09/28(月) 00:07:14.54 ID:Fj4u0Hb5o
提督「もちろんさ。翔鶴改二甲という形で、ついに私の鎮守府にも装甲空母が来るのだからね」

赤城「これで、大鳳さんの建造でボーキサイトを消費することもなくなるといいのですが……」

提督「それはないかな」キッパリ

赤城「……せめて、演習ではもう少し空母の数を減らしてボーキサイトの消費を抑えるようにしてくださいね」

提督「もちろん、そこは気をつけるさ。大規模作戦で空母機動部隊のためのボーキサイトが不足したら困るからね」
3: ◆IrisIN2EOg 2015/09/28(月) 00:08:20.95 ID:Fj4u0Hb5o
コンコンコン


提督「来たかな?  どうぞ」


ガチャ


翔鶴改二甲「提督、改装が終わりました」

提督「ご苦労。何か異常などはないかな?」

翔鶴「いえ、特にはありません」
4: ◆IrisIN2EOg 2015/09/28(月) 00:09:28.42 ID:Fj4u0Hb5o
提督「なら、このあとの演習に参加し、加賀と共に戦ってもらおうかな。もちろん、先に近代化改修で装甲と火力はしっかりと強化してからね」

翔鶴「はい。この新たな力で、活躍して見せます!」

提督「うん、頼んだよ」


赤城(加賀さんは、翔鶴さんのことをどう評価するのでしょうね)

――――――――――
5: ◆IrisIN2EOg 2015/09/28(月) 00:10:35.42 ID:Fj4u0Hb5o
演習海域


翔鶴「加賀さん、今日はよろしくお願いします」

加賀「ええ」

加賀(これが装甲空母の飛行甲板ね。見た目だけでもかなり耐久性が期待できそうね。噂では中破でも砲撃戦時の発着艦が出来るらしいけれど……)

翔鶴「加賀さん?」

加賀「何かしら?」
7: ◆IrisIN2EOg 2015/09/28(月) 00:11:19.94 ID:Fj4u0Hb5o
鶴「その……私の飛行甲板をじっと見ていたのが気になって」

加賀「装甲空母の飛行甲板に興味があったから、見ていただけ。それより、そろそろ始まるから気を引き締めなさい」

翔鶴「は、はい!」

加賀「……あなたには期待しているから、私に五航戦なんかと言われないような活躍を見せなさい。いいわね?」

翔鶴「……はい!」

―――
――
8: 7はコピペミス ◆IrisIN2EOg 2015/09/28(月) 00:12:32.67 ID:Fj4u0Hb5o
翔鶴「その……私の飛行甲板をじっと見ていたのが気になって」

加賀「装甲空母の飛行甲板に興味があったから、見ていただけ。それより、そろそろ始まるから気を引き締めなさい」

翔鶴「は、はい!」

加賀「……あなたには期待しているから、私に五航戦なんかと言われないような活躍を見せなさい。いいわね?」

翔鶴「……はい!」

―――
――
13: ◆IrisIN2EOg 2015/09/28(月) 23:10:52.73 ID:WshVxOjno
提督「ふむ、午前の演習MVPは翔鶴か。おめでとう」

翔鶴「ありがとうございます」

提督「新しい艤装での演習はどうたった? たとえば発着艦の時の違いとかさ」

翔鶴「そうですね……搭載数が減ったので最初は戸惑いました。制空権の確保も加賀さんが居なかったらうまくいかなかったと思います」
14: ◆IrisIN2EOg 2015/09/28(月) 23:11:19.88 ID:WshVxOjno
提督「今回は試しに艦攻を多めに搭載したからね。加賀もお疲れ様」

加賀「別に、いつも通り戦っただけの事よ」

提督「加賀は相変わらずだね。ところで、翔鶴に他にも聞きたい事があるんだけれど」

翔鶴「はい。何でも聞いてくださいね!」


加賀(今の提督、翔鶴と楽しそうに話しているわね。仕方がない事だとは思うけれど……あまり愉快では無いわね)

――――――――――
15: ◆IrisIN2EOg 2015/09/28(月) 23:11:47.35 ID:WshVxOjno

提督の部屋


提督「今日もお互い、一日中大変だったね」

加賀「そうね。演習だけでなく出撃も行ったから疲れたわ」

提督「何度も出撃させて申し訳ない。今日はゆっくり休んでくれ」

加賀「ええ。おやすみなさい、提督」

提督「おやすみ、加賀」
16: ◆IrisIN2EOg 2015/09/28(月) 23:13:06.56 ID:WshVxOjno
加賀(ケッコンカッコカリをしてから、こうして一緒に寝る事になったけれど……最初のうちは嬉しいけれど恥ずかしさが勝って、中々寝付けなかったりした)

加賀(最近では慣れてきて、この時間が心地よいと感じていた。でも、今はまた違う)

加賀(心が落ち着かない。恥ずかしさで落ち着かないのとはまた違うこの感じ……こうして感じているのも嫌になる)

加賀(……考えるからいけないのかもしれないわね。明日のために、早く寝ましょう)

――――――――――
17: ◆IrisIN2EOg 2015/09/28(月) 23:13:33.64 ID:WshVxOjno
次の日

翔鶴「提督、私やりました!」

提督「おお、今日も良く頑張ったね」


加賀「……」


その一日後

翔鶴「今日も、艦載機の子達が頑張ってくれました!」

提督「おめでとう」


加賀「……」


その一日後

翔鶴「またまた私、やりました!」

提督「ここ最近、本当に凄いね」


加賀「……」

――――――――――
18: ◆IrisIN2EOg 2015/09/28(月) 23:14:34.01 ID:WshVxOjno
加賀(また今日も、翔鶴は提督に褒められているわね。あんなに嬉しそうにして)

加賀(……どうしてかしら。あれを見ているだけで、思い出すだけで、私は苛立ちを感じてしまうの?)

加賀(……この気持ちをあの子にぶつけるのも、提督にぶつけるのも間違っていると、頭では理解できている。でも、心は落ち着かないわ)

加賀(……私一人では分からないわね。きっと赤城さんなら、分かるかもしれないわ)

――――――――――
19: ◆IrisIN2EOg 2015/09/28(月) 23:15:43.96 ID:WshVxOjno
夕方
食堂

赤城「一日働いた後のご飯は美味しいですね」モグモグ

加賀「はい……」モグモグ

赤城「ところで、加賀さんが私に相談とはなんでしょうか?」

加賀「実は……」

―――
――
20: ◆IrisIN2EOg 2015/09/28(月) 23:16:35.92 ID:WshVxOjno
赤城「大体の事情は理解できました。加賀さんはきっと、最近大活躍している翔鶴さんと……翔鶴さんと毎日、楽しそうに話している提督の二人に嫉妬しているんです」

加賀「嫉妬……ですか。でも……二人にと言うのはイマイチ分かりません」

赤城「嫉妬というのは、自分より優れているものに対して羨み、妬みを抱くことと、愛する人が自分以外の異性の人と、仲良くしていたりするのを見て憎しみを抱くことの二つがあります」

赤城「なので、二人に嫉妬しているのではないかと思いました」

加賀「……」
21: ◆IrisIN2EOg 2015/09/28(月) 23:17:20.71 ID:WshVxOjno
赤城「私も執務室で二人と加賀さんのことをよく見てましたが、私が加賀さんの立場だったとしたらきっと……私も二人に嫉妬していますよ」

加賀「そう……ですか」

赤城(加賀さんがとても辛そうですね。私が何かできる事は……一つ、思いつきました)

赤城「加賀さん。今の提督に、少しお灸をすえてあげませんか?」

加賀「……何をするおつもりで?」

赤城「それはですね……」

―――
――
22: ◆IrisIN2EOg 2015/09/28(月) 23:18:03.69 ID:WshVxOjno
加賀「……なるほど、それは面白そうですね」

赤城「では、今日の夜から早速してみますか?」

加賀「そうしましょう」

赤城(加賀さんが楽しそうですね。一応、やり過ぎないように後で言っておきましょうか)

赤城(翔鶴さんに対しては、私からそれとなく言っておきましょうか。彼女に関しては仕方が無い部分が多いですから)

――――――――――
31: ◆IrisIN2EOg 2015/09/29(火) 22:56:26.38 ID:9ldwESMio
その日の夜
提督の部屋

提督「加賀、いつも使っている枕を持って出て行こうとしているのはどうしてかな?」

加賀「それは……今の提督と一緒に寝たくないからです」ムスッ

提督「……ど、どうして?」

加賀「それは教えられません。自分で気づいて、意味があることなのですから」

提督「……」

加賀「では、私は部屋に戻りますので……おやすみなさい」

提督「……うん」

―――
――
32: ◆IrisIN2EOg 2015/09/29(火) 22:56:55.52 ID:9ldwESMio
赤城の部屋


コンコンコン


加賀「加賀です」

赤城「入っていいですよ」


ガチャ


加賀「とりあえず……ここまではうまくいきました」

赤城「お疲れ様です。どんな様子でしたか?」
33: ◆IrisIN2EOg 2015/09/29(火) 23:02:18.04 ID:9ldwESMio
加賀「表情から、焦りが見えましたね……思った以上に効果が見込めそうです」

赤城「そうですか。後は二、三日ほど我慢して、反応を極力しないように意識してください」

加賀「分かりました。では、私はもう寝ますね」

赤城「おやすみなさい、加賀さん」

加賀「おやすみなさい、赤城さん」
34: ◆IrisIN2EOg 2015/09/29(火) 23:04:07.70 ID:9ldwESMio
赤城(私の提案は、数日の間、加賀さんがわざと提督に対して冷たい態度を取ったりして、加賀さんが提督に対して怒っていることを理解させます)

赤城(すると、提督はいつも相談を持ちかける相手である私に相談をすると思います。ここで私は「加賀さんは提督に嫉妬しているのではないか」と言い、提督にここ数日のことを振り返らせます)

赤城(原因を理解した提督が加賀さんに謝り、加賀さんは提督を許してまたもとの関係へ戻す……そんな計画です)

赤城(色々と穴があるとは思いますが、そこは私が三人に対して何とかしてみせます。一航戦の誇りに賭けて!)

――――――――――
35: ◆IrisIN2EOg 2015/09/29(火) 23:05:03.05 ID:9ldwESMio
次の日
執務室


提督「……」カキカキ

赤城(提督の様子は……普段通りに見えますね。では、少しここをこうして……)

赤城「提督、こちらの書類の確認をお願いします」

提督「分かった」

提督「……」ジーッ

赤城「……」


赤城(一見、しっかり確認してそうですが……わざと間違えた箇所をスルーしていますね)
36: ◆IrisIN2EOg 2015/09/29(火) 23:05:32.95 ID:9ldwESMio
提督「……うん、これで問題なさそうかな。では印を押して……」

赤城「……提督、よく見たら間違いがあることに気づきました」

提督「え?」

赤城「ここです」スッ

提督「あっ……本当だね」

赤城「申し訳ありません。今すぐ書き直しますね」

提督「う、うん……頼んだよ」


赤城(どうやら、本当に効果があったみたいです。きっと悟られないように平静を装っているのでしょうか)

赤城(この後、加賀さんが執務室に来たりするのでそこでもうちょっと反応を見てみましょうか)

―――
――
37: ◆IrisIN2EOg 2015/09/29(火) 23:06:15.77 ID:9ldwESMio
提督「今日の出撃は……駆逐艦と潜水艦以外はなしで」

赤城「!?」

加賀「……」

翔鶴「えっと……今日は演習だけという事でしょうか?」

提督「うん。連日出撃させていたからさすがに休ませようと思ってね」

翔鶴「そうですか……私は万全なのですが、提督がそう言うならおとなしくしていますね」
38: ◆IrisIN2EOg 2015/09/29(火) 23:06:51.52 ID:9ldwESMio
加賀「……分かりました。私は艦載機の整備をするので、失礼します」


ガチャ


提督「加賀、ちょっと待って……」


バタン


提督「……」

翔鶴「加賀さん、機嫌が悪いのでしょうか……」


赤城(素でやっているのか分かりませんが、早くココから出て行きたいという雰囲気は伝わってきましたね。提督の方は……)
39: ◆IrisIN2EOg 2015/09/29(火) 23:08:38.79 ID:9ldwESMio
提督「……翔鶴は気にしなくていいよ。また今度、出撃の時はよろしく」

翔鶴「は、はい……」


赤城(うーん、今はまだ動揺を見せませんね。それより、翔鶴さんにも話を通しておかないといけません)


赤城「あの……ちょっと翔鶴さんと二人でお話がしたいのですが、いいでしょうか?」

提督「……執務があるから、長引かないようにしてくれれば構わないよ」

赤城「分かりました。では、行きましょうか」

翔鶴「は、はい」

――――――――――
40: ◆IrisIN2EOg 2015/09/29(火) 23:11:56.90 ID:9ldwESMio
翔鶴「ところで、私に話したいこととは何でしょうか?」

赤城「実はですね―(加賀の嫉妬のことについて説明)―ということなんです」

翔鶴「……それって、私が悪いってことでしょうか?」

赤城「いえ、翔鶴さんは悪くありませんよ。今回は提督が加賀さんの嫉妬に気づかずに翔鶴さんにばかり話しかけ続けていた提督の方が原因ですから」
41: ◆IrisIN2EOg 2015/09/29(火) 23:12:43.17 ID:9ldwESMio
赤城「でも、翔鶴さんも嫉妬の対象になっているかもしれません。あちらから接触する時以外は、そっとしておいてあげてください」

赤城「あと、加賀さんのことについて何か聞かれたら、私もよく分からないだとか言って相談には乗らないようにしてください。または相談事は私にした方がいいのではないかと促すようにしてもいいです」

翔鶴「はい、分かりました。ありがとうございます、赤城さん」

赤城「どういたしまして。では、私は執務室に戻りますね」



赤城(加賀さんはそこまではしないと思いますけど……一応、保険をかけておくのが大事ですよね)

――――――――――
52: ◆IrisIN2EOg 2015/10/01(木) 00:01:30.65 ID:gXwcy7BWo
執務室


提督「……」カキカキ

赤城「……ただいま、戻りました」

赤城(執務は一応しっかりやっていますね……でも、雰囲気がいつもと違って暗すぎます)

提督「お帰り……その、赤城に相談したいことがあるんだ」

赤城「……なんでしょうか?」
53: ◆IrisIN2EOg 2015/10/01(木) 00:02:18.13 ID:gXwcy7BWo
提督「昨日のことなんだけど―(説明中)―という事があってさ」

赤城「加賀さんが提督と一緒に寝ることを拒否……ですか。提督の説明からはまだ何が原因かは断定が出来ませんが、提督に非があるのは間違いないと思いますよ?」

提督「やっぱりか……どうしよう。加賀を怒らせたことなど無かったから、何が原因かを考えないといけないね。さっきも絶対に怒っていたし」

赤城「そうですね。二人の関係が拗れたままだと、確実に艦隊の指揮にも影響が出ますし、士気も下がってしまいそうです」
54: ◆IrisIN2EOg 2015/10/01(木) 00:02:44.96 ID:gXwcy7BWo
提督「もし良かったら……赤城の方からも加賀が怒っている原因を聞いてくれないかな?」

赤城「分かりました。でも、今の加賀さんが話してくれるかは分からないので、あまり期待はしないでください」

提督「心得ておくよ……」


赤城(予想以上に参っていますね。本当に指揮が出来なくなりそうなので、すぐに決着をつけさせるしかなさそうです)

――――――――――
55: ◆IrisIN2EOg 2015/10/01(木) 00:03:24.60 ID:gXwcy7BWo

赤城の部屋


赤城「今日の提督の状況については以上です」

加賀「相当参ってるみたいね」

赤城「そうですね。あまり女性と仲良くしたことが無いそうですから、大好きな加賀さんが怒って離れたことに相当ショックを受けていると思います」

加賀「……赤城さん、私にも一つ考えがあります」

赤城「なんでしょうか?」
56: ◆IrisIN2EOg 2015/10/01(木) 00:04:04.10 ID:gXwcy7BWo
加賀「もし明日までに提督が気づかなかった場合、私から謝って終わりにしてしまうのはどうでしょうか?」

赤城「加賀さんからですか?」

加賀「はい。この場合は、私が自ら怒っていた理由を話して、冷たくしたせいで提督が傷ついていくのをみるのが辛くてこうして今までのことを謝りたい……という流れです」

赤城「……最終手段としては、ありだと思います。でも、加賀さんとしては気づいて欲しいですよね?」
57: ◆IrisIN2EOg 2015/10/01(木) 00:05:51.23 ID:gXwcy7BWo
加賀「そうですが……こうして落ち着いているときに考えると、一時の感情だけで行動するのは良くないことが分かってしまいます。好きな人を突き放し続けるのも、辛いですから」

赤城「加賀さん……」

加賀「なので、明日のうちには何とかしましょう。赤城さん」

赤城「はい。執務をしながらも何とかしてみせます」


赤城(加賀さんが素直に辛いと言ってくれてよかったです。もし提督が気づくまでずっと続けていたら……いえ、今は加賀さんと提督を支えることを考えましょう)

――――――――――
58: ◆IrisIN2EOg 2015/10/01(木) 00:06:30.20 ID:gXwcy7BWo
提督の部屋

提督「……」

提督(加賀が私に怒る理由か……可能性のある日を少しずつ思い出していくかな)

提督(加賀の様子が変だと感じ始めたのは二、三日前……その日の出来事は確か……いや、まさかね)

提督(でも、可能性はあるかもしれない。一度、赤城に相談をしてみるかな)

――――――――――
59: ◆IrisIN2EOg 2015/10/01(木) 00:06:56.32 ID:gXwcy7BWo
次の日
執務室


提督「……赤城」

赤城「提督、どうしましたか?」

提督「その、また加賀のことで相談があるのだけど、いいかな?」

赤城「はい。もちろんです」
60: ◆IrisIN2EOg 2015/10/01(木) 00:07:57.01 ID:gXwcy7BWo
提督「ありがとう。まず、加賀がどうして私に怒っているか、私なりに考えてみたのだけど、聞いてもらえるかな?」

赤城「是非、お願いします」

提督「分かった。ではまず、今回の原因を、私の予想から話そう」

赤城「……」

赤城(さて、どう答えるのでしょうか)
61: ◆IrisIN2EOg 2015/10/01(木) 00:08:40.04 ID:gXwcy7BWo
提督「原因は、私が翔鶴のことを加賀の前でべた褒めしていたからだと思っているよ」

赤城「なるほど……確かに、ここ最近翔鶴さんがMVPを多く取って、その度に褒めていましたね」

提督「あの時は興奮冷めやらぬ、と言った感じだったからね。加賀の立場なら、好きな人が自分以外の異性を褒めている様子を近くで見るのはあまり気分がいいとは思わないだろうね」

提督「だけど、私と二人きりの時にも不満を言ってくれなかった。加賀は出撃などの仕事での不満や問題があると必ず伝えてくれる」

提督「でも、プライベートなことに関しては心の内に留めたりして、あまり話そうとしない。そうだよね?」
62: ◆IrisIN2EOg 2015/10/01(木) 00:09:09.61 ID:gXwcy7BWo
赤城「はい、その通りです」

赤城(前に私は確かにそんなことを言いましたね。流石は提督です)

提督「そして、気づかれずにいた加賀はついに限界だと思い、あの夜の出来事が起きたと……どうかな?」

赤城「……可能性は、十分にあると思います」

提督「そうか……そういえば加賀から何か聞けたかな?」
63: ◆IrisIN2EOg 2015/10/01(木) 00:09:36.88 ID:gXwcy7BWo
赤城「はい。提督の予想がほとんど当たっていて、原因は提督と翔鶴さんが仲良く話していたことだと仰っていました」

提督「そうか……他には?」

赤城「他に、ですか。そうですね……」

赤城(流石にこの計画については話せませんね。あまり関係が無い話を出しましょう)

赤城「最近、提督と寝ることに慣れていたからか……一人で寝るのは少し寂しい気分になると言ってましたね。もしかしたら、多少の後悔はあるのかもしれません」
64: ◆IrisIN2EOg 2015/10/01(木) 00:10:03.88 ID:gXwcy7BWo
提督「なら……今日の夜に誠意を持って加賀に謝ろう。今はお互い、落ち着いて話せそうにないからね」

赤城「あの……よければ私もその場に参加させてくださいませんか? 二人の相談を受けているので、手助けが出来るかもしれません」

提督「そうだね、何度も助けてもらって悪いけれど、今回も助けさせてもらうよ。時間は二二〇〇、執務室で行うことにしよう」

赤城「ありがとうございます。では、加賀さんにも後で伝えておきますね」

提督「うん、頼んだよ」
65: ◆IrisIN2EOg 2015/10/01(木) 00:10:32.67 ID:gXwcy7BWo
赤城(……私も、余計なことをしてしまったみたいですね。もしあんなことを言わずにちゃんと加賀さんを宥めて、ちゃんと気持ちを提督に伝えさせればもっと簡単に解決したでしょう)

赤城(二人の仲直りをしっかり済ませたら、私も二人に謝りましょう。今回は私も悪いですからね)

――――――――――
72: ◆IrisIN2EOg 2015/10/03(土) 22:43:53.60 ID:Ewt4SIb+o
二二〇〇
執務室

加賀「……」

提督「……」

赤城「……では、話し合いを始めましょう」

提督「まずは私から、加賀に謝りたい」

加賀「……聞かせてもらいましょう」
73: ◆IrisIN2EOg 2015/10/03(土) 22:44:21.93 ID:Ewt4SIb+o
提督「ここ最近、加賀の気持ちに気づかずに翔鶴と二人で楽しく話して……君を嫌な気持ちにさせてしまった。本当に、済まなかった」

加賀「提督…… 私の方こそ、感情に任せてあなたを傷つけてしまいました。それに、私が溜め込まずに二人きりの時に伝えていれば 、未然に防げていたはずですから……申し訳ありません」

提督「……私達は、もう少し遠慮無く接することが大事なのかもしれない。加賀も言ったように、溜め込まずに伝える事とかを含めてね」

加賀「そうね……後は赤城さんにお互いが頼りすぎている事も問題ですね」

提督「確かに……いつも何かあると頼っていたからね。これまでとは違って、なるべく二人の間で解決できるようにならないといけないと私も思ったよ」

赤城「……」
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