冷泉麻子「しかけるポイントは…次の五連続ヘアピン」

1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/30(月) 02:04:01.17 ID:8z9rA2Ri0
冷泉とうふ店

おばあ「こら!麻子!配達の時間だよ!」

麻子「うぅ…眠い」

おばあ「もうとうふは積んであるからさっさと行ってきな!はい紙コップ」

麻子「なんかいつもより水多くないか?」

おばあ「気のせいだよ、とっとと行ってきな」

麻子「わかった、行ってくる」

秋名峠

みほ「ここが次に交流戦をする所かぁ」

みほ「熱くなれるようなドライバーがいるといいんだけど」

麻子「眠いから速く帰ろ…」

みほ「なに…いまの86…」

みほ「これなら熱くなれるかも…」
スポンサーリンク
2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/30(月) 02:16:00.35 ID:8z9rA2Ri0
学校

沙織「91年式で130万かぁ高いなぁs13はやっぱ86だよ!86なら現実味あるしとりあえず車はfrじゃなきゃね、ね?麻子?」

麻子「でいくらするんだ?その86って奴」

沙織「えーと30万って言うのがあるよ」

麻子「それで今の所いくら貯まってるんだ?」

沙織「5万ちょっとかな…」

麻子「先は長そうだな」

沙織「いまやってるスタンドのバイトだと夏休みフルで頑張っても12万くらいだし…」

キンコーンカンコーン

麻子「ほら授業始まるからいくぞ」

沙織「だね、行こっか」
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/30(月) 02:23:58.94 ID:8z9rA2Ri0
放課後

沙織「ねぇ二人協同で86買わない?
二人分合わせればローン払えるし!」

麻子「それは嫌だ、なんでそんなに車が欲しいんだ?沙織の家にも車くらいあるだろ?」

沙織「ダメダメ、お父さんの車はオートマでffでおまけにエンジンディーゼルだよ?あんなの車じゃないよ」

麻子「タイヤが4つついてれば立派に車だと思うが」

沙織「麻子は全くわかってないなぁ」

沙織「やっぱり車は峠に行って楽しくなきゃ」

麻子「峠に行ってなにするんだ?」

沙織「もーコーナーを攻めるに決まってるじゃん」

麻子「楽しいのか?そんなことして」

沙織「楽しいに決まってるじゃん!」

麻子「私は飽きてるんだよなぁ…そういうの」

沙織「???」
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/30(月) 02:40:56.73 ID:8z9rA2Ri0
ガソリンスタンド

沙織「ねぇー麻子86買おうよー」

麻子「しつこいな、買うなら一人で買ってくれ」

ナカジマ「君たち中々いい趣味してるね、86を狙うなんて」

沙織「でしょ?ナカジマ先輩もそう思いますよね!」

ナカジマ「うん、いい車だよね86」

沙織「ほら見なさい」

麻子「実は私よく知らないんです、その86って奴」

ナカジマ「え!?」

沙織「jsで働いてるのに86知らないなんて赤っ恥もいいところだよ!?」

ナカジマ「まぁ無理もないか92が出たのが君たちがまだ小学校2、3年くらいの時だしね」

麻子「家にも商売で使ってる古い車があるが…」

沙織「もー!86はそんなのとは全然違うの!」

沙織「86買ったらナカジマ先輩のチームいれてもらえますか?私秋名スピードスターズに入るのが夢なんです!」

ナカジマ「もちろん、それより今日は土曜日だからみんな秋名山にみんな集まるよ、君たちも来る?」

沙織「けど私たち車ないから…」

ナカジマ「乗せてってあげるよ」

沙織「え?先輩のs13に?行きます!行きます!絶対行くよね!麻子!」

麻子「私行くなんて行ってないんだけど…」
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/30(月) 02:54:32.47 ID:8z9rA2Ri0
沙織「お疲れ様でーす」

ナカジマ「お疲れー8時にバス停に迎えにいくから待っててね」

沙織「はーい」

蝶野「好きねぇ、何処の峠に行くの?」

ナカジマ「店長!この辺りで走るって行ったら秋名山しかないでしょ」

ナカジマ「うちのチームは一応秋名山最速を宣言してるんですよ」

蝶野「自称秋名山最速っていうのはゴロゴロいるわよ?」

蝶野「私が現役で走っていたときは自他供に認める秋名山最速がいたわね」

蝶野「しかもその人は今でも秋名山を現役で走ってるわ」

ナカジマ「今でも?私秋名の走り屋なら大体知ってますけどそんなに歳とってる人は知りませんよ?」

蝶野「ナカジマ達とは走る時間がずれてるだけね」

蝶野「その人は今はとうふ屋のおばばだから」

蝶野「朝の4時とかにとうふを秋名湖畔のホテルに下ろしに行くんだけど下って来るときのスピードは一見の価値があるわね」

蝶野「かけてもいいわ、秋名山最速はとうふ屋の86よ」

ナカジマ「とうふ屋の86!?」
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/30(月) 03:27:01.82 ID:8z9rA2Ri0


おばあ「出かけるかい?」

麻子「沙織と約束があるからな、ちょっと行ってくる」

おばあ「夜遊びするのは勝ってだけど朝は叩き起こすからね」

麻子「うー分かってるよ…じゃあ行ってくる」

秋名峠

麻子「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ」

沙織「麻子静かに!ナカジマ先輩の気が散るでしょ!」

麻子「そんなこと言ったって怖いものは怖いんだよぉぉぉ」

ナカジマ「無理もないよ誰だって走り屋の車に乗ったらビビるもんだよ」

秋名山頂上

麻子「はぁはぁはぁ」

ナカジマ「ごめんちょっと飛ばし過ぎちゃったかも」

沙織「もー麻子ったら…」

ガソリンスタンド

蝶野「みたことない連中ね、今夜は峠でひと悶着ありそう」

秋名山頂上

ナカジマ「見慣れない車…あのステッカー赤城最速のレッドサンズ…」

みほ「私たちは赤城レッドサンズっていうのチームのメンバーです」

みほ「この峠で最速のチームまたは走り屋が居たら教えてください」

ナカジマ「私たちは秋名スピードスターズってチームやってるけどここじゃ最速だと思ってる」

みほ「なら話は早いです、この秋名山で私たちと交流戦をやりませんか?」

エリカ「どう?地元だけつるんで走ってるとマンネリじゃない?よそのチームと走った方がいろいろ刺激にもなるわよ」

エリカ「はじめはつるんで走って最後に上り下りのアタックをやるの」

みほ「勝ち負けにこだわるつもりはないです
あくまでチーム同士の親睦が目的です」

みほ「どうですか?」

ナカジマ「そこまで言われたら断る理由はないよね?」

ホシノ「そうね」

エリカ「それじゃ来週の土曜10時ってことで」

ナカジマ「うん、わかった」

みほ「今日の所はじっくり走らせてもらいますね」

ホシノ「気後れする事ないわ、私たちも行くわよ!」

ナカジマ「そうだね」

沙織「ナカジマ先輩!」

ナカジマ「見せてもらうよ 赤城最速の西住姉妹の走りを」

沙織「西住姉妹ってあの雑誌にものったことある有名な走り屋ですか!?」

ナカジマ「うん 人よんでロータリーの西住姉妹だよ」

ブーン

沙織「ナカジマ先輩私たちは?」

ナカジマ「ごめんね 本気で走るときは横に人を乗せないことにしてるんだ、後で拾いに来るから待ってて」
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/30(月) 03:49:03.24 ID:8z9rA2Ri0
麻子「なぁ沙織 走り屋って楽しいのか?そんなに」

沙織「次から次へと全開でカッ飛んでくあの音聞いてなんとも思わないの?血が騒がない?」

麻子「血が騒ぐ…?」

冷泉とうふ店

プルルルル

おばあ「はい、こちら冷泉とうふ店」

おばあ「なんだあんたかい、どういう風の吹きまわしだい?」

蝶野「久しぶりに電話したのに冷たいわね」

蝶野「こないだ配達帰りにすれ違ったわよ、挨拶したのに無視したでしょ?」

おばあ「それはねぉ私じゃないよ」

蝶野「違わないでしょ、あなたの86だったわよ?」

おばあ「今とうふを下ろしにいってるのは私じゃなくて孫の麻子だよ」

蝶野「え…いつからなの?」

おばあ「五年前くらいからかねぇ」

蝶野「五年前って!中一の時から!?」

秋名山

ホシノ「全然ついて行けないじゃない!」

ナカジマ「速い…めいっぱい走ってるのにレッドサンズを一台も捉えられない…」

みほ「どう思う?お姉ちゃん(あの86はいない…)」

まほ「カスばかりだな、うちの二軍でも楽に勝てる、来週はベストメンバーでくる必要もないだろう」

みほ「お姉ちゃんが来ないなら私も!」

まほ「いやみほは走れ、地元の奴らが絶対に破れないコースレコードを作るんだ」

まほ「そうしないと赤城レッドサンズの名は伝説にはならない」
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/30(月) 04:55:31.70 ID:8z9rA2Ri0
まほ「そして関東全域に最速のコースレコードを残す」

まほ「それが私たちの関東最速プロジェクトだ」

みほ「うん…」

ツチヤ「すごいよ…あの人達根本的になんか違う」

ホシノ「ホームグラウンドでよそ者にちぎられるなんてすごくショック…」

スズキ「けど地元が逃げる訳には行かないでしょ」

ツチヤ「でも根性だけじゃあいつらには勝てないよ」

ナカジマ「今日はもう遅いからまた明日どっかに集まるって話そう」

ホシノ「そうだね 今日は帰ろう」

ナカジマ「走り屋って負けず嫌いな奴が多いんだ」

ナカジマ「地元でよそ者に負けることほど情けないことってないからさ」

ナカジマ「それは走り屋の掟みたいな物なんだよね」

沙織「……」

麻子「……」

夜明

小梅「あれ?まほさんは?」

みほ「お姉ちゃんならもう帰ったよ」

みほ「残ってるのは私たちだけ」

小梅「もうすぐ夜明ですね」

みほ「私たちもボチボチ引き上げようか」
13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/30(月) 14:07:00.63 ID:8z9rA2Ri0
みほ「………」ブーン

みほ「本気で飛ばすとついてこれないね…」

みほ「やっと来た」

みほ「あれ?うちのチームじゃない…」

みほ「MR2?180?」

みほ「クッ…コーナー2つでバックミラーから消して見せます…」

みほ「86!?こないだの!」キィィィィィ

麻子「………」キィィィィィ

みほ「旧式の86をこのFDがちぎれないなんて…」

みほ「この人先を知らない!?この緩い右の後でキツい左なのに…減速しないと谷底にまっ逆さま…」

麻子「…………」

みほ「やっぱりスピードがのりすぎてる…立て直して減速するスペースはもうないし…」

麻子「………」キィィィィィ

みほ「え…慣性ドリフト…」
14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/30(月) 14:32:13.08 ID:8z9rA2Ri0
みほ「あっ……」キィィィィィシュトン

みほ「1つ目の右カウンターは次の左へのフェイントだった」

みほ「この秋名の峠を知り尽くした完璧なスーパードリフト…」

小梅「みほさん!見ました?今の86」

みほ「うん…まさか峠仕様のFDで86に負けたなんて…」

みほ「あの86本当にすごいよ!」

冷泉とうふ店

ナカジマ「まちがいない86だ」

ナカジマ「これかな?店長の行ってた下り最速マシンって」

ナカジマ「見たところどこにでもありそうな86だけど」

ナカジマ「こんな車が今の新しいマシンに勝てる分けないか」

ナカジマ「わざわざ探しに来るなんて私もどうかしてるなぁ」

麻子「あれ?ナカジマ先輩」

ナカジマ「あっ麻子か」

麻子「何してるんですか?こんな所で」

ナカジマ「あれ?ここ麻子の家?」

麻子「はぁ」

麻子「先輩、家の前で何してたんですか?」

ナカジマ「ああ、ちょっと近所に用事があってね」ブーン

ナカジマ「それより本当に車のこと何にも知らないんだね」

麻子「はぁ」

ナカジマ「昨日86なんか知らないって言ってたけど麻子の家にあるあれが86だよ」

麻子「えっ…確かトレノって書いてありましたよ」

ナカジマ「だからトレノが86なの、AE86のレビントレノをひっくるめて86って言うの」

ガソリンスタンド

沙織「えぇー麻子の家に86が!?本当てすか?ナカジマ先輩!?」

ナカジマ「本当だよ」

沙織「もー麻子!なんで内緒にしてたの?」

麻子「しょうがないだろ86だって知らなかったんだから」

沙織「ところで物は相談なんだけど来週の土曜日その86駆り出せない?」

麻子「なんで?」

沙織「決まってるじゃん!私たちもスピードスターズとレッドサンズの交流戦をギャラリーしに行くの!」

沙織「私昨日の一件以来走り屋の世界にゾッコンなの!」

麻子「ああ、暇だったらな」



ホシノ「新品のタイヤいれてるの?」

ナカジマ「うん、タイヤだけでもハイグリップに換えてタイムを稼がないとついでにブレーキパッドも交換するんだ、下りはブレーキが胆だから」
15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/30(月) 15:00:54.11 ID:8z9rA2Ri0
スズキ「やるの?ナカジマ」

ナカジマ「うん、下りは私が走る」

ホシノ「あんまり無理しないでよ?下りはワンミスが命取りになるから」

ナカジマ「分かってるけど少しは無理しないと…地元の意地があるじゃん…」

秋名山

みほ「今日もあの86現れない…地元の走り屋じゃなかったのかな」

みほ「でも秋名の峠を熟知していたし…」

みほ「もう一度ど会ってリベンジしたい」

みほ「スピードスターズなんかどうでもいい…私はあなたに会いに来てる」

ガソリンスタンド


沙織「うわー流石ドリキン土屋圭市!たまらないね!」

ナカジマ「アクセルワークだけでコントロールしてるんだろうね」

沙織「麻子!私たちも早くこういうドリフトきめられるようになりたいね!」

麻子「ああ」ペラペラ

沙織「見なよ!このドリフトすごいよ!」

麻子「ああ」ペラペラ

沙織「麻子!さっきからああ、ああって本当にドリフト知ってるの?」

麻子「ああ、知ってるぞ、ドリフトぐらい」

沙織「じゃあ言って見なさいよ!」

麻子「カーブで」

沙織「カーブで?カーブじゃなくて走り屋はコーナーっていうの!」

麻子「だからそのコーナーで内側に車が流れないように前のタイヤをこう流して」

沙織、ナカジマ「えぇー」

沙織「もーフロントが流れるのはアンダーって言って一番かっこ悪いんだよ!」

ナカジマ「ドリフトって言うのはフロントじゃなくてリアを流すの」

店長「(分かってないのはナカジマあんたの方よドリフト中のマシンっていうのはきほんが的にアンダーステアだから今のは四輪ドリフトをマスターしてないと言えない高度な回答だよ)」

蝶野「ほらお客さんよ!仕事仕事」

ナカジマ「いらっしゃいませー」

ナカジマ「(FD、西住みほ…)」
16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/30(月) 15:28:26.14 ID:8z9rA2Ri0
みほ「ハイオク満タンで」

麻子「はい」

ナカジマ「お客さんずいぶん熱心ですね」

みほ「あなたはスピードスターズの」

みほ「1つ聞いてもいいですか?」

みほ「あなたなら多分知ってますよね、秋名山に出る鬼みたいに速い86のこと…」

ナカジマ「ちょっと知りませんね」

みほ「そんな地元が知らないはずないです!あれだけの車を!」

みほ「わかりました…土曜日の交流戦の秘密兵器って訳ですね……」

みほ「あの86のドライバーに伝えてください、次は負けないと」ブーン

ナカジマ「え…」

ナカジマ「西住みほが負けた…?なんのことだ?」

ナカジマ「そんな86私たちだって知らない…」

麻子「………」

ナカジマ「まさかね…」



沙織「相変わらず寝ぼけた顔してるね」

麻子「だって朝は眠いんだ…」

沙織「そういえば今週の土曜日86忘れないでね!」

麻子「分かってる分かってる」

沙織「私たちも走り屋を目指すならいつか秋名最速って言われたいね」

麻子「私は別にそんなのなりたくないぞ」

冷泉とうふ店

ナカジマ「すいませんー」

おばあ「はいはい」

ナカジマ「(この人が秋名最速の86乗り)」

おばあ「何にする?」

ナカジマ「とりあえず厚揚げください」

おばあ「はいよ」

ナカジマ「あの私ナカジマって言う者ですけど秋名スピードスターズって言うチームやってます」

おばあ「……」
17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/30(月) 15:45:08.06 ID:8z9rA2Ri0
ナカジマ「私実は変わった噂を聞いて来たんです」

ナカジマ「秋名の下りで一番速いのは86に乗ってるとうふ屋って聞いたんです」

おばあ「どこの誰が言ったか知らないけどあたしじゃないよ」

ナカジマ「しらばっくれないでください!この町を探したって86を運転するとうふ屋なんて他にいません!」

おばあ「はい、厚揚げ140円」

ナカジマ「あっはい」

おばあ「まいどあり」

ナカジマ「実は込み入った事情があって…その私の話聞いてくれませんか?」

おばあ「それは困る、仕事中だからね」

ナカジマ「暇そうじゃないですか!他に客もいないし」

おばあ「言いにくいことをズバッと…」

ナカジマ「あっ…ごめんなさい」

ナカジマ「私ちょっと必死なんで…実は赤城レッドサンズってチームからタイムアタックの挑戦をされてるんです」

ナカジマ「レッドサンズにはすごいテクを持った走り屋がいて私たちじゃ対抗できないんです」

ナカジマ「でも…地元の走り屋として負けたくないんです!」

おばあ「それで私にどうしろって言うんだい?」

ナカジマ「冷泉さん…私に秋名の攻め方を教えてください」

おばあ「それは無理な注文だねぇ」

おばあ「ドラテクって言うのは2、3日でどうにかなるもんじゃないよ…どうすれば車が思い通りに動いてくれるのか考えてとことん走り込むしかないんだよ」

おばあ「私なんか現役で走ってた頃は夢の中まで秋名を攻めたもんさ」

ナカジマ「わかりました…また来ます…」

おばあ「悪いねぇ力になれなくて」
19: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/30(月) 16:19:11.95 ID:8z9rA2Ri0
秋名山

ナカジマ「もっと速く走らなきゃ」ブーン

ナカジマ「対向車!避けきれない!イン側に逃げて!」

ナカジマ「ふぅ」

ナカジマ「うわぁぁぁ」ドカン



沙織「えぇーナカジマ先輩が事故ったー!いつですか!?」

ホシノ「昨日の夜に秋名の下りでガードレールにてん…」

沙織「それで怪我は!」

ホシノ「酷くはないらしいよ、軽いむち打ち程度だって」

ホシノ「けど精神的には大分まいってるみたい…」

ホシノ「車の方もかなりいっちゃってるらしい」

沙織「じゃあどうなっちゃうんですか!?土曜日の交流戦!」

ホシノ「絶望的かも…とりあえずナカジマの代役たてなきゃ…」

冷泉とうふ店

ナカジマ「すいません!あの厚揚げください!」

おばあ「はいはい、まいど」

おばあ「ん?事故ったのかい?」

ナカジマ「はい…」

おばあ「交流戦まで時間ないだろ?どうするんだい?」

ナカジマ「その件で冷泉さんにお願いがあります」

おばあ「お願い?」

ナカジマ「はい、明後日の交流戦、私の代わりに走ってくれませんか?」

おばあ「えぇー」

ナカジマ「お願いします!冷泉さん」ゴキッ

ナカジマ「うう、首痛い…」

ナカジマ「冷泉さんなら走り屋の気持ちわかりますよね!?」

ナカジマ「地元が負ける訳には行かないんです」

おばあ「今更私みたいな老いぼれが出てもどうにもならないと思うけどねぇ」

ナカジマ「私…秋名で育った走り屋だからレッドサンズが秋名の走り屋全部をバカにしてるのが見え見えで…それでムカつくんです!」

ナカジマ「秋名にだって本当に実力のある走り屋がいることをあいつらに見せたいんです!」

ナカジマ「冷泉さん!あなたならそれができます、何しろ赤城最速の西住姉妹を一度負かしてるんですから!」

おばあ「ん?」

ナカジマ「お願いします!冷泉さん!」

おばあ「うーん」
スポンサーリンク
arrow_upward
arrow_upward